まだ俺が地方にいた時、いろいろと縁があって仲良くしてくれたインターネッツの人がいた。俺はその人の書く文章が好きだった。上京して最初に会いに行ったのもその人だったし、よく飲みにも行った。彼は15くらい上だったと記憶しているが、会うたびにいつも色々な話で盛り上がった。弁の立つ人だったけれどとても酒癖が悪く、仲良くなるにつれてその面倒さは増していき、次第に電話が鳴っても取らないようになった。それから10数年、連絡先は分からないけど彼のサイトはまだインターネッツに残っている。あれから何も更新されていないが、思い出してはたまに覗きに行く。そして、やっぱり彼の書く文章は好きだな、と思う。(291字)